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読書と読解力【親子で読書の薦め】

こんにちは。
ノーバスの沙魚川(はせがわ)です。
保護者の方と面談していて様々な相談をお受けするのですが、その中でもお子さんの読解力についてのご相談は少なくありません。今日は読書と読解力についてのお話をしたいと思います。


○読解力とは


読解力とは文章を読み取る力の事です。
読解力を構成するのは


@日本語理解力(主述や修飾被修飾の把握)

A文章把握力

B語彙力

C「テーマ」に関する背景知識

D直接的な体験
E読書を通じた間接的体験
以上の6点あります。

E以外は学校の授業である程度身に着けることが、読書体験を通じて更に力をつけることができます。

CEに関しては入試ではよく出題されるものの、教科書では扱わない(学校教育上扱いにくい)ものもあります。

※参考
受験国語が君を救う! (14歳の世渡り術) 』

ですから受験という観点からも普段から読書習慣を作っておくことはよいことなのです。


○読書習慣は親子共々


是非親子一緒に読書を楽しむことをお勧めします。

私もそうですが仕事や家事などで忙しく、平日はたまにしか本を読めないのですが、休日や週末などは本を読むのに時間を充ています。

また電車での移動中も本を読むことが多いです。
仕事の上での専門知識や社会事情を知ろうと義務的に(タスクとして)本を読んでいるのではなく(たまにはしますが笑)、純粋に娯楽として本を読むことがほとんどです。

映画やテレビドラマ同様に、またはそれ以上に面白い本はたくさんあります。読書というと教養的な響きがあり、この先入観が大人が(そして子供も)本をとるきっかけのハードルを高くしているようにも感じます。いえ、そうではなく、本来読書は純粋に楽しむものなのです。

大人が楽しんでいるものに自然と子供は興味を示し、真似をしようとします。

家族みんなで本を読む時間を作ってみるのもいいかもしれません。



○読書嫌いになる理由


読書は純粋に楽しむもの、と私は書きましたが、大学生になるまで私は読書が苦手でした。学校の宿題課題で義務的に読んでいましたし、指定される本のリストはいかにも「文学的」なものばかりで睡魔と闘いながら読んでいました。全く面白く感じませんでした。

特によく覚えているのが漱石の『こころ』です。高校2年生の冬休みに読んでいましたが、苦行そのものでした。
ところが『こころ』を二十代の半ばになって読み返してみると面白くって仕方がないのです。夢中になって一気に読みましたし、それをきっかけに夏目漱石のほとんどの小説を読みました。これは不思議なことではなく、高校2年生のときの自分に『こころ』を楽しめるだけの素養や経験が不足していたからで、それから数年間のうち漱石を楽しめる素養を身に着け、または体験したからです。

特に小説は、読むべきタイミングというのがあります。同じ小説でも読む年齢や時期や気分などによって受け止め方が変わってきます。特に「純文学」と言われるジャンルはこの傾向が強いです。
学校の先生が薦める本にはこの傾向が強いので、読書が苦行と感じてしまうのも仕方ないのかもしれません。学校の先生は生徒たちに「背伸び」をしてもらって読書の中で間接的な人生体験をして欲しいのでしょう。

普段からよく本を読む生徒ならば問題ありませんが、そうではない生徒にはきついですよね。
ですから、読書嫌いの子にはまず「楽しい本」を知ってもらい「楽しい読書体験」を経験してもらうことが大事になってきます。


○楽しい読書

お薦めの本を紹介していきます。学年は目安です。普段から本を読む生徒は一つ上のカテゴリーでも大丈夫でしょう。大人向けのものも紹介します。


・小3〜4

『クマのプーさん』

『大きな木』

『あらしのよるに』


・小5〜中1

『モモ』

『はてしない物語』

『ナルニア国物語』

『カラフル』

『穴』

『チョコレートアンダーグラウンド』

『西の魔女が死んだ』

『きみの友だち』

『ぼくらのサイテーな夏』

『飛ぶ教室』

『クリスマスキャロル』


・中2〜高1

『エイジ』

『十字架』

『車輪の下』

『ジキルとハイド』

『夜のピクニック』

『博士の愛した数式』

『そして誰もいなくなった』


・高2〜3

※付は小説以外の本です。進路の参考に

『変身』

『ぼくは勉強ができない』

『お伽草子』

『新釈 走れメロス』

『わたしを離さないで』

『それでも日本人は「戦争」を選んだ』※歴史学

『先生はえらい』※哲学

『生物と無生物のあいだ』※生物学

『さおだけ屋はなぜ潰れないか?』※商学(会計学)

『素数の音楽』※数学

『物理学とは何だろうか』※物理

『高校生のための経済学入門』※経済学

『文学効用辞典 あなたの悩みに効く小説』※文学

『<インターネット>の次にくるもの』※工学


・大人に向けて

『日の名残り』

『わたしの名は赤』

『吸血鬼』

『歩道橋の魔術師』

『服従』

『人質の朗読会』

『鳥類学者のファンタジア』

『落日燃ゆ』

『山の音』

『HHhH』

『楽園への道』

『告白』








 [2017-09-13]

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