塾ノーバス-与野上木崎校

新高校1年生のみなさんへ

こんにちは。ノーバスの沙魚川です。受験を終えほっとしたのも束の間、新高校1年生の皆さまは、新生活に向けての準備もひと段落してあとは期待や不安といった気持ちの整理を残している段階でしょうか。小学校入学や中学校入学で経験済の心境かもしれませんが、幾つ歳を束の間、新高校1年生の皆さまは、新生活に向けての準備もひと段落してあとは期待や不安といった気持ちの整理を残している段階でしょうか。小学校入学や中学校入学で経験済の心境かもしれませんが、幾つ歳を心が落ち着かない時期だと思います。



皆さんの心の不安の中で勉強や進路についてのことのみしか力にはなれませんが、この機会にアドバイスさせて欲しいと思います。



 



○進路について



中学校では進路指導は2年生の後半から始まりましたが、高校では1年生の内に進路指導が始まります。とりわけ大学進学に力を入れている学校は入学したその日から進路についての話があります。



まず高校卒業後の進路についてですが



・大学(4年生、短大)



・専門学校



・就職



のパターンがあります。



 



○専門学校



この中で一番簡単なのは専門学校です。専門学校に入るには試験を受ける必要はありますが、試験内容は中学校卒業程度の国数英の基礎知識と一般常識を問うものなので筆記試験の結果で弾かれることはほとんどありません。ただし論文テストや面接テストで、これから学ぼうとする専門分野へ向ける熱意が見られなかったり、明らかに適正として無理があると見なされたりすると不合格になる場合があります(医療専門学校は少し判定がシビアです)。どの分野の専門学校を目指すにしても「適正」を磨く最短距離は「教養」を身に着けることです。教養とは高等学校の3年間で学習する中で吸収するものなので、「入試に関係ないし、いい加減にやろう、赤点ぎりぎりで卒業できる程度にやろう」という態度ではなく真剣に勉学に臨んでほしいと思います。



また専門学校の授業や課題(実習も含む)は大学以上に厳しいことは知っておいて欲しいです。それに耐え抜いた学生は確実に就職していますが、その一方で中途退学していく学生が多いのも実情です



ちなみに専門学校を卒業すると短期大学卒業程度の扱いになります。



 



○就職



高校卒業後の就職を考えている方はあまり多くないかもしれませんし、ひょっとすると高卒就職というと悪いイメージを持っているかもしれませんが、これは簡単なことではありません。



大学を卒業しても就職することが保証されていないこのご時世ですから、高校卒業前にその実力を企業に認められて採用されるのですから大したものです。



高校卒就職をする場合、ほとんどは高校からの推薦です。



就職推薦を得るためにすべきことは2つあります。



@高水準の評定をとる。



A資格取得。



@は定期テストで平均点+10〜15点の点数を狙いましょう。特に就職率の高い専門高校のテスト内容は基本問題が中心ですから、しっかり対策すれば問題ありません。それ以上に評定点向上のために重要なのは、実技科目の評定です。「簿記」「製図」「加工」などの専門高校独自の科目の評定向上がそのまま就職推薦取得に繋がります。



Aの資格取得ですが、学校によっては選択科目として資格取得に向けた対策授業を開講してくれる学校もあります。積極的に受講して欲しいと思います。



 



 



○大学



短期大学も含め大学入試のシステムは多様にあり、また一つ一つが複雑です。順番に説明していきます。



 



□一般入試



一般入試は全ての人を対象にした入試のことで高校の成績や態度、出身高校、過去の経歴など関係なく、高校卒業見込みまたは高校卒業と同等の学力があると認められた者が受験することができます。高校入試と違うのは、当日の筆記試験一発勝負という点です。



 



◇国公立大学



国公立大学は、一部推薦入試を実施している大学もありますが(推薦といっても倍率は2.5〜3倍ほどになるので合格保証はありません)、ほとんどが一般入試で合格者を選抜します。



国公立大学では1月半ばに実施される「センター試験」と2月末に実施される「個別試験」(通称「2次試験」)の合計点で合否が決まります



文科系の場合(東大、一橋大を除く)、センター試験の結果によっては「個別試験」の受験を待たずして合格見込みがなくなってしまうことも少なくありません。またあまりにもセンター試験の点数が低いと門前払いと言って、願書さえ受け取って貰えないこともあります



理科系の場合、中堅クラスの国立大及び医学部医学科ではセンター試験が重要視されますが、旧帝国大学(東大、京大、大阪大、名古屋大、東北大、九州大、北海道大)と東京工業大学は「個別試験」の点数が重視されます。とは言えセンター試験配点が0の東京工業大学と京都大学理学部を除けば、最低でも8割前後の点数はとっておきたいところです。



センター試験は5教科7科目を受験します。



国語、数学TA 数学UB、英語 これで3教科4科目。



理科から理科系学部受験生は2科目選択、文科系学部受験生は1科目選択します。



社会は地歴と公民に分かれ、理科系は地歴公民の中から1科目、文科系は履歴から1科目、公民から1科目選択します。



配点は国語が200点、英語は200点満点に筆記にリスニング試験が50点加わります。他は100点満点です。



合計900点満点の試験ですが、東大及び国立大医学部を狙うなら800点前後、上位国立を狙いなら750点以上欲しいです。ちなみに埼玉大学は700点あれば安心して合格できます。



「個別試験」は大学ごとに用意された問題で難易度は大学によってかなり差があります。例えば埼玉大学では市販の問題集で頻繁に見かける類の問題が頻出されるのでとっつきやすい内容ですが、東大では初めて見かけるような問題ばかり出て試行錯誤しながら解答していくことになります。



国公立大学を目指すならどの科目も満遍なく勉強しなければいけない、と世間一般的には言われています。しかし、それは理想であり、たとえ部活に所属していなかったとしてもかなり難しいです。できないとは言いませんが、かなり大変です。



まず1〜2年生の秋ごろまでは英語と数学だけとにかく徹底してやってください。余力がある人は古典もやってほしいですが、理科や社会に手をつける必要はありません(学校の授業はしっかり聞いて定期テスト対策だけやりましょう)。



超難関大を目指す人は2年生の秋ごろから、中堅レベルの大学を目指す人は3年生になる前の春休みから理社の勉強を始めれば十分です(暗記科目ですから早く勉強を始めても暗記記憶を維持していられません)。



2年終了時までに英語数学は8割完成(センター試験の過去問で8割の点数がとれている)できていれば上出来です。



逆に言えば1年生の初期の段階で英語数学は絶対にコケてはいけません。









◇私立大学



 



私立入試の一般入試は主に1月下旬から2月中旬に行われます。難易度の高い大学程遅くに実施される傾向にあります。3月にも実施されますが、敗者復活戦、2次募集の色合いが強いものとなり日東駒専以上の大学は実施しません。



私立入試の場合、実際に入試会場に行って受験する一般入試と会場に行く必要のない「センター利用型」の2種類があります。センター利用型の一般入試はセンター試験さえ受けていれば、その結果を用いて何校でも願書を出すことができるので便利です。



ただし、センター利用は早稲田大と慶應大は採用していません。他にも有名私大の一部学部学科では採用していないところもありますので注意してください。



またセンター利用型の一般入試は普通、本命校では利用しません。滑り止めの滑り止めくらいの学校で利用するのが一般的です。



 



例)本命 東大 滑り止め 早稲田    滑り止めの滑り止め 東京理科大



  本命 明治 滑り止め 学習院    滑り止めの滑り止め 日大



ですから私立大学の本命校は普通の一般常識で受験するものだと思ってください。



私立大学は大学によってかなり癖があります。上智大に受かったけれど日大には落ちた。東京理科大に落ちたけれど早稲田大には受かった。こう言った話は珍しい話ではありません。



(余談ですが、私の高校時代のクラスメイトは、一橋大、早稲田大、慶應大、防衛大、学習院大に合格しましたが、上智大は落ちました)



問題に癖があるので起こってしまう事態なのですが、過去問研究をしっかり行わなければ合格できないという教訓を教えてくれるエピソードです。



私立大学の試験科目ですが、



 



理科系学部  数学 英語 理科(物理、化学、生物から1科目または2科目)



文科系学部  英語 国語 社会または数学(社会は日本史、世界史、地理、政経からの選択ですが、社会の選択科目は大学によってマチマチです)



 



となります。私立のほうが国公立に比べて対策しなければいけない科目数は少ないですが、その分偏差値50前後の大学の試験内容でもやや難しい内容となっています。



私立大学を本命とする場合、1〜2年生までは文科系志望の方はとにかく英語を勉強してください。余裕があれば古文を勉強してください。理科系志望の方は英語と数学をしっかり勉強してください。



 



 






□指定校推薦



 



指定校推薦とは、学校の調査書の評定のみで大学への合格を決められる制度のことで、最も楽な受験方法です。



高校の評定は、1年生の1、2、3学期、2年生の1、2、3学期、3年生の1学期の計7回の評定平均点で算出されます。高校入試の内申点の扱いと違って、高校生活の前半のウエイトが高くなっています



ですから指定校推薦を用いて大学に行きたい場合、最初からコケては絶対にいけません(付属校からの内部進学を狙う場合も同様です)。



指定校推薦を使いたい場合、できれば評定4以上は欲しいです。3.8程度でも使えないことはありませんが、選べる大学がかなり制限されてきます。



また部活動推薦で大学に行きたい場合も例えば評定3.5以上のような制限があるので、部活動中心の高校生活の中でも最低限の勉強はしっかりやって下さい。



評定基準ですが、これは各学校によって幾分違うのですが、平均点+10〜15点あれば「4」、80点以上の点数をとっていれば「5」がとれます。平均点−10点までであれば「3」に留まることができます。



学校の授業をしっかり聞き、指定された問題集を2週もやっていれ「4」をとることは難しいことではありません。



 



 



AO入試



 



1年生の段階で考える入試ではありません。平たく言えば「自分の学力ではどう足掻いても合格できないような大学に、5教科以外の特殊技能や一芸を評価して貰う」のがAO入試です。



ただし、AO入試を使うにしても評定基準があるので、これを満たしていないと受験することができません。基準値は厳しいところで「4」、甘いところで「3」です。



AO入試の試験内容は多様であり、課題を与えてレポートを書かせたり、プレゼンさせたり、何かについてグループディスカッションをさせたり、挙げれば切りがないほどあります。



合格できるかどうかの尺度も事前には判別しがたく、一般入試で合格できる可能性があるなら一般入試で合格を目指してほしいというのが、この仕事をやっている自分のような人間の本音です。



 



 



○まとめ



様々な進路や入試制度について説明してきましたが、どれに関しても共通して言えることは、



@学校の授業にしっかり臨み、定期テストを軽視しない



A一般入試で大学を目指すなら英語と数学(私大文系は英のみ)は頭からコケてはいけない。



B進路に関しては1年生からよく考えよう。



C進路や入試形式で迷っていてもとにかく@を徹底すれば後悔はしない。



どれも当たり前のことですが、当たり前のことを当たり前のようにやるのは意外に根気のいることです。しかし、これができるようになることで君たちは大きく成長することができます。



何かお困りのことがありましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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