埼玉県公立校の国語の学力試験では、毎年必ず作文の問題が出題されます。
出題形式やポイントを簡単にまとめると以下のようになります。
【内容】 与えられたテーマをもとに、自分の意見を書く
【条件】 段落や構成に注意して、自分の体験談をふまえて書く
原稿用紙の正しい書き方に従って書く
文字、仮名遣いを正確に書く
13行以上15行以下
文字数225文字というのは、普段学校などで使っている原稿用紙(20字×20行=400字)の半分と少しなので、書く量自体はそれ程多くありません。しかし、50分の試験時間の中で文章読解問題や漢字・古文の問題のすべてを解かなければなりません。そのため、作文にかけられる時間の目安は10分程度です。作文が苦手な人には結構厳しいと思いますが、ある程度のスピードが必要です。また、配点が16点あるため、苦手だからといって飛ばしてしまうことはできません。
次に作文の練習・対策ですが、まずは1度過去問題や予想問題集を使って問題を解いてみるといいと思います。文章を書くことに抵抗がない人は、時間を計って解いてみましょう。10分以内であれば、スピードは問題ありません。また、苦手な人も時間を計りましょう。ただ、初めは何分で解けたかを計るためではなく、制限時間をもうける意味で計ってください。初めてで最後まで書けなくても、15分経った時点で終了しましょう。時間を決めずに長時間向き合っていると、集中力が切れてしまうので、効率が上がりません。
解き終わった後は添削ですが、これは自分ではできません。担当の講師などに見てもらい、添削してもらいましょう。そして、添削してもらった作文が返ってきたら、直されたところをよくチェックし、もう一度同じテーマで書いてみましょう。
作文を書く→添削→修正したものを書く の流れを1回分で考え、これを何回か繰り返すと、徐々にコツがつかめます。更に、作文をかく上でのルールや注意すべきポイントがわかってくるので、自分の良くないところが直せます。慣れてくることで、スピードもつきます。
途中にも書きましたが、まずは今の自分の力でどれくらい書けるか、何分くらいかかるかを知るところから始めましょう。
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