みなさん、こんにちは。
個別指導塾ノーバス新越谷校です。
先日、最後の出勤を終えた先生がいらっしゃいました。S先生です。
S先生は、中3の時からノーバスに通っていまして、高校受験、大学受験の時まで通塾していました。
最初、言葉数が少ない少年でしたが、今となっては、周りの雰囲気を感じ取り、足りないものを補う為に、
陽気にふるまったりよく話し、また逆にのこともできる講師になりました。
少年が青年になり、先生と呼ばれる姿を近くで見れるこの仕事は、いつ思っても特権だと思っています。
そんなS先生も中3の時の集団講習会では、すみっこで一人でお弁当を食べる少年でしたが、当時のベテラン勢の講師たちが
そんな少年の近くにいき、一緒にお昼を食べていました。
そのことが照れくさい様子だった少年は、「自分は一人で食べたいんだ!!!」と反論をしていましたが、
次の日からは、子供たちの中心にもいましたし、講師たちからも一目置かれる存在でした。
講師になったときは、S先生は逆のことをしておりましたが(1人で食べている生徒にかける側になったということです)
本人はそんなことはないといいますが、努力家で、できないことは自分の所為、絶対がつくほど人に責任をなすりつけることはありませんでした。
たとえ、何かの間違いがあって、騒いでいない本人が叱られる場面があった時も、中学生だったS先生は人に八つ当たりもせず、
たった中3であった、少年は間違って起きてしまったことだと、その物事を受け入れたのです。
中3の男の子にそんなキャパが、懐の深さがあったことに驚きでしたが、今もそれは変わらずに持ち続けているように感じます。
他の人が気にしないように、自分が辛い立場にいても、言葉では一切愚痴や不満を言いません。
頑張る姿を見られるのが、とても恥ずかしいようです。
要は、とても照れ屋なのです。
なので、そのポーカーフェイスが崩れそうなときは、そっと身を引く、その場から離れる、自分なりに考え行動していたと思います。
さてそんなS先生の講師紹介の文章になりましたが、現在までは、S先生はたくさんの生徒さんを預かり、どの子も、その先生がいなくなることに、寂しさを感じていたように思えます。
正直泣き出す子もいれば、先生がいなくなることで授業中に不貞腐れた態度をとる生徒もいました。
それだけ、子供たちに愛されていたんだと思います。
講師陣からも、一目置かれていましたし、卒業していった元講師たちにも力が認められていたと思います。
このS先生から学ぶことも、一緒に働いた講師たちは、たくさんあったと思います。
さてS先生の最後の出勤日ですが、これまで一緒に働いた講師や、この卒業するS先生の生徒時代の先生方が駆けつけてくれました。
やはりこれはS先生の人徳です。
特に今年は、コロナ禍も加わり、いろいろな環境下になり、立場も変わりこの1年誰もが大変な一年でしたが、当のS先生も例外なく、将来に向けて不安で仕方なかったと思います。
しかし、良い言い回しができませんが、どんな経験も無駄になることはありません。
辛いことがあったとき、次にできることは、同じ立場の人に声をかけることができる・・・ということです。
将来学校の先生を目指しながら、自分のやりたいことを探すと言っていました。
私の持論ですが、一生懸命やっている姿は、子供たちにとても影響が大きいのです。
S先生は本当に素敵な先生になると思います。
本当に素敵な少年から青年へとなられました。
卒業されることは、大変寂しいですが、今まで同様に、これからもS先生の応援をしております。
辛いときには、そっと教室によっていただけたらと思います。
これまで本当にありがとうございました。
ますますのご発展心よりお祈りしております。