共通テストまで100日を切りましたね
皆さん、こんにちは。個別指導塾ノーバス大宮東口校専任講師の笠木です。
「勉強が続かない……」「集中力が持たない……」
こんな悩みを抱えている方はいませんか?
入試本番までに勉強することのできる時間は限られています。限られた時間を有効に使って、勉強の効果を最大化したいですよね。
集中が続かない無駄な時間をなくすためには、力を最大発揮できる「フロー状態」いわゆる「ゾーン」を上手く利用するといいでしょう。入試本番でもリラックスして実力を発揮できるようになります。
〜「ゾーン」とは?〜
スポーツ選手が奇跡的とも呼べるような素晴らしいプレイをしたときに「ゾーン」と形容されているのを耳にしたことはあるでしょうか。
ゾーンとは、我も時間も忘れて没頭している状態。土壇場でありえないほどの力を発揮することを指します。
「ゾーン」は、スポーツを題材にした漫画などでは往々にして神がかった技のように描かれているため、非現実的なイメージを持っている方も多いかもしれません。しかし近年スポーツ心理学でも、意図してゾーンに入るための研究が進んでいます。
実際に極度の集中状態に入っているアスリートを調査したところ、極度の緊張状態に入ってから呼吸法などで一気にリラックスし気持ちを切り替えていることが分かっています。
つまり、メンタルを上手くコントロールすることができれば、自分でゾーンに入ることが可能です。では、どうすれば上手くメンタルをコントロールできるのでしょうか。
@時計を見ない!
学校の授業中や、「〇時まで勉強する」と決めて勉強に取り組んでいる際、つい何度も時計を確認していませんか?
「あと〇分、あと〇分……」と時間にばかり気をとられてしまうことも多いでしょう。
先述したとおり、ゾーンとは我も時間も忘れて没頭している状態のことです。時計に気をとられていては、集中力は途切れるばかりです。掛け時計が視界に入らない位置に座り、腕時計は外し、スマートフォンは電源を切り、時間のことはとことん忘れるように努めましょう。
A 「ルーティーン」
「ルーティーン」は、多くのスポーツ選手が行っているものです。野球選手がバッターボックスに入ってバットを投手側に向けるような動きをしているのをよく見かけたことがある人もいると思います。サーブ前に何気なくボールを弾ませるテニス選手も多くいますね。
実はこの「ルーティーン」、作業に取り掛かる前に一定の動作をすることで、自分専用のスイッチのように気持ちを切り替えることができるのです。そして、この原理は勉強にも応用できます。「この動作をしたら集中する」と決めて勉強前に一定の動作をすることを習慣付けてみましょう。
例えば「コーヒーを飲む」でも「深呼吸をする」でもなんでも構いません。何度も繰り返すことで脳に刷り込まれ、ルーティーン効果が高まると言われています。
B マインドフルネス瞑想
Appleの創業者であるスティーブ・ジョブズ氏が行っていたことで有名になった「マインドフルネス」を知っていますか?
簡単に言えば、集中力や精神力を高めるものです。少し胡散臭く感じるかもしれませんが、マインドフルネスによる不安やストレスの削減効果は科学的に実証されています。
MRIを使った研究でも、実際に脳の機能と構造に変化を与えていることが分かっていて、ビジネス界もスポーツ界も導入している手法です。
実際にマインドフルネス瞑想を行う方法の一例を紹介します。
1.背筋を伸ばし、足を肩幅に開いた状態で椅子に座る
2.視線を斜め前に落とすか、目を閉じる
3.自然に呼吸し、息を吸ったときに腹の皮が張る感覚や吐いた時にそれが緩む感覚に意識を向ける
この状態を5〜10分程続けます。
恐らく学校や趣味のことなど、他のことを考えてしまって注意がそれる瞬間があると思います。その際には何のせいで注意がそれたのかを心の中にメモして、再度呼吸に戻ってください。この作業を淡々と続けることで、勉強中でも試験中でも集中力をコントロールすることができるようになります。
マインドフルネス瞑想は、言わば心の筋トレのようなもの。毎日5〜10分、継続してみましょう。ストレス軽減の効果もあるので、受験生には特におすすめです!どれもいますぐに始められる習慣ばかりです。気軽に試してみてくださいね!
勉強法 [2020-10-10]
「もうこれで満足だという時は、すなわち衰える時である。」
新1万円札の肖像画にも選ばれ、「近代資本主義の父」と呼ばれた埼玉の偉人である渋沢栄一が遺した言葉です。
つまり、「1日3時間勉強すればいい」というわけではありません。3時間(全国平均)で満足していては、スタートラインに立ったまま取り残されてしまいます。
試験前日まで、できることは全力で取り組みましょう!!
勉強法 [2020-10-20]
皆さん。こんにちは。個別指導塾ノーバス大宮東口校専任講師の笠木です。中学3年生の皆さんは、9/6(日)に今年度初めての会場受験での北辰テストが行われました。ベストを出せた人もそうでなかった人も、今回の経験をどう生かしていくかで、今後の学習への向き合い方や取り組み方も変わっていくかと思います。そこで、今回は模擬試験後の復習の仕方について紹介したいと思います。
(※大学受験生や高校生の皆さんも参考になると思いますので、模擬試験の振り返りを徹底的に取り組んで、日々の学習に+αしていくと良いです。)
<模試後>
まずは、1週間以内に解き直しをしましょう!
1週間を超えると、日々の課題に追われて模試のことなど綺麗さっぱり忘れます。なので「期限」を「1週間」に設定して、この期限を超えたら「もう2度と模試の復習はできない」と心得てください。
模試の復習はそんな1〜2時間で終わらせるのではなく、時間をかけてじっくり行いましょう。次に「具体的な復習方法」です。4ステップで復習していきます。
@できなかった問題に印をする
A解説を読んで理解する
B解き直す
C弱点単元の克服
@できなかった問題に印をする
模試の中で間違えた問題の問題番号に印をしていきます。目立つ「蛍光ペン」で塗っていくのがオススメです。
「解答用紙が回収されているので印できない...」という場合は
・わからなかった問題
・あっているか微妙な問題
・記憶している中で間違えた問題
に塗っていけばOKです。この「印」を元に復習していきましょう。
A解説を読んで理解する
いきなり「自力でもう一度解く!」ということはしません。印をした問題の解説をじっくり読んでいきます。忘れてはいけないのは、「理解する▶︎練習する」という段階があるということです。
焦らずじっくり解説を熟読して、
・答えはどうなるのか?
・なぜそうなるのか?
・どうやって解くのか?
を確実に理解してください。ここを疎かにすると次の解き直しがスムーズにいきません。自分が納得いくまで理解に努めることが最も重要です。
B解き直す
目標は、「模試で間違えた問題がすべてできるようになること」です。はじめに自分が決めた時間の中で問題演習を繰り返しましょう。どんな勉強よりも模試の復習は重要です。間違えた問題を練習することで成績・偏差値が上がっていくからです。
「印」の間違えた問題を読む→答えを考える→自力で解く→あっているかを確認する
この地道な繰り返しです。これが「模試を活用する」ということです。模試が終わってから「使い倒す」のが「正しい模試の使い方」です。
C弱点単元の克服
ここからがさらに重要です。
・できなかった単元をあぶり出す
・類題を練習する
・弱点克服
「模試で間違えた問題と、別教材で似た問題を探して練習する」という流れです。これにより、間違えた問題がよりできるようになり、定着度も格段に上がります。これが弱点克服です。
・前より上がっている...解き直しできている
・前と同じ...解き直しが甘い
・前より下がっている...解き直しができていない
という判断基準です。
まとめ
【模試後】
1週間以内に解き直しをする
【模試の復習方法】
@できなかった問題に印をする
A解説を読んで理解する
B解き直す
C弱点単元の克服
長時間の模試を受けたのに結果を見ておしまい。特に間違えた問題の復習をせずに成績表をみて一喜一憂しておわり。ただ「偏差値が良かった、悪かった」でおわることだけが模試を受ける目的ではありません。模試は終わってからが勝負です。模試の活用方法を変えるだけで、偏差値や学力を爆発的に上げることもできます。
皆さん、ぜひ参考にして実践しながら力をつけていきましょう!
勉強法 [2020-10-20]
ノーバス大宮東口校
TEL:048-729-6515
受付時間:15:00〜21:00まで
勉強法 [2020-06-27]
