— 定着に必要な「量」と「時間数」の視点から —こんにちは。
個別指導塾ノーバス新越谷校です。
昭和50年代に中学生だった保護者の方や、ベテランの先生方から、よくこんな声を聞きます。
「今の中学数学って、昔より簡単になったんですか?難しくなったんですか?」
この問いに対する答えは、少し慎重に考える必要があります。
■ 内容そのものは、大きくは変わっていない中学校で扱う主要単元は、今も昔もほぼ共通しています。
一次方程式
連立方程式
二次方程式
一次関数
図形の証明
三平方の定理
いわば“骨格”は同じです。
ですから、
「昔の数学と今の数学はまったく別物」というわけではありません。
違いは、**“扱う量”と“授業時間”**です。
昭和50年代は、いわば「反復の時代」。
因数分解を何十問も解く
平方根の計算を繰り返す
証明問題を何題も書く
とにかく量をこなすことで定着を図っていました。
一方、現在は思考力や説明力が重視されるようになり、
授業内で扱う演習量は以前より抑えられています。
もちろん質は重視されていますが、
“手を動かす量”という点では明らかに減少傾向にあります。
昭和から平成にかけては、
現在より総授業時数が多い時代でした。
現在はゆとり教育期よりは増えているとはいえ、
当時と比べるとやや少なめです。
つまり、
内容は同じでも、
かけられる時間が違う。
これが大きなポイントです。
数学は、理解だけでは定着しません。
解法を知る
実際に解く
間違える
修正する
もう一度解く
このプロセスの積み重ねが不可欠です。
授業時間が限られる中で、
学校だけで十分な演習量を確保するのは、どうしても難しくなります。
その結果、
内容は同じでも、
“扱う量”が減ることで定着度に差が出る
という現象が起きやすくなっています。
現在の中学校数学は、
思考力を問う問題
説明させる問題
データ活用の問題
など、求められる力はむしろ多様化しています。
だからこそ、
✔ 学校で学んだ内容を
✔ 十分な量で演習し
✔ 自分の力として定着させる
この部分を補うことが重要になります。
中学数学の「内容」は大きくは変わらない
しかし「授業時間数」は昔より少ない
その結果、学校で扱う演習量は減っている
定着には、やはり一定の“量”が必要
「昔のほうが難しかった」という単純な話ではありません。
むしろ、
同じ内容を、より限られた時間で学ぶ時代
になっている、と言えるでしょう。
数学は積み重ねの教科です。
理解を“できる”に変えるために、どれだけ演習できるか。
そのサポートを、これからも大切にしていきたいと考えています。
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