こんにちは、ノーバス南浦和校・講師の板垣です。
今回は、受験勉強も基礎から応用への過渡期に差し掛かっている受験生の皆さんに向けて、過去問の持つ役割について記していこうと思います。
ほとんどの受験生が一度は過去問を使用して受験勉強を進めていくと思われますが、過去問は市販の問題集や参考書とは異なり、その学校を受験する上での重要なヒントを与えてくれる存在でもあります。そのため、闇雲に解いていくのではなく、今一度、過去問の持つ役割を意識して解いていくことが志望校の合格へとつながります。
過去問の持つ1つ目の役割は、入試問題の傾向を探る「資料」としての役割です。
入試問題は、出題範囲、問題形式、解答方式など、学校ごとの特徴が色濃く出ていることが多いです。そういった特徴を整理することで、残された時間でどのような勉強をしていくべきか、学習計画を立てていく上での大きな情報源となります。
2つ目の役割は、総合的かつ目指すべきレベルの「問題集」という役割です。
他の問題集を完璧にすることと同様に、手に入れることができる最大限の過去問を網羅することで、自分のできない分野を炙り出し克服することができます。また、過去問は目指すべき難易度に他ならないため、他の問題集を仕上げるよりも効率的に実力を近づけることができます。一方で、受験では初見の問題を解かなければならず、同様の問題が出てくるとは限らないため、何回も取り組むことに否定的な意見もあります。また、ここ数年の過去問は特に形式が近いことが予想されることから、完璧に仕上げてから臨むべきだという考え方もあり、注意が必要です。
3つ目の役割は、自分の学力と合格に必要な学力との距離を測る「ものさし」としての役割です。
過去の合格者の最低点数などの資料はほとんどの場合公開されています。そのため、過去問を時間通りに解き採点を行うことで、自分の学力がどのくらい足りていないかを客観的に測ることができ、これらの情報は併願校や受験方式、日程を考えていく上で役立ちます。
以上の役割を意識し、過去問を適切に扱っていくことが志望校合格への近道となります。
ノーバスでは、一人一人の生徒に合わせたカリキュラムで授業を進めており、それぞれの志望校の過去問も適切に授業に交えて解説まで行うことで、すべての生徒の志望校合格に向けてきめ細やかにサポートすることが可能です。
受験生に限らず、受験を再来年に控えた高校2年生、中学2年生、小学5年生の皆さんも是非一度、面談や体験授業にお越しください。学習状況や理解度に合わせたカリキュラムをご提案させていただきます。
また、現在のカリキュラムに疑問点や不安、提案のある塾生や保護者の皆さまにつきましても、面談や電話相談を随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡ください。
講師、職員一同、皆様のご来塾をお待ちしております。
【お問合せ先】
ノーバス南浦和校
TEL:048-866-7071
受付時間:15:00〜22:00まで
塾からのお知らせ [2021-10-28]