私は、書店のアルバイトをしていたことがありまして…
あるあるなのですが、お客さんからの「〇〇という本ありますか?」というお問合せ…。これがもう…4Kどころではない。HDすらない解像度で本のタイトルを聞いてくるのだ。
福井県立図書館のHPでは、「覚え違いタイトル集」をまとめてくれている。素晴らしい。仕事中なのに見入ってしまった。
「これなら探せそうだ」というものから「いやこれはさすがに…」というものまで少し紹介しておこう。
誤:「とっておきの食文化」→正:「とっておきの文化食」
誤:「老人の品格」→正:「老いの品格」
誤:「茄子の花」→正:「芥子の花」
これくらいならピンと来て探せそうである。
誤:「唐魔族三兄弟」→正:「カラマーゾフの兄弟」
誤:「オオカミ男のアメとムチ」→正:「おおかみこどもの雨と雪」
誤:「リンタロウとマンタロウ」→正:「忍たま乱太郎」
ちょっと笑ってしまう…。まぁでもこれでも探せそうだ。
誤:「入れ歯がふっとんだ」→正:「どっかーん はじめてみよう老人ケアに紙芝居」
誤:「ねこねこ」→正:「薬屋のひとりごと」
誤:「ドスコイ」→正:「DOS/V POWER REPORT」(ドス ブイ パワーレポート)
ん〜…破壊力抜群。「ドスコイ」なんて相撲関連のものと思うじゃないですか。エッセイ本でもありそうな響きだし。けど、「DOS/V POWER REPORT」ってPC雑誌ですからね。
うそだろwとお思いになるかもしれないが、そんなあなたは書店で働いてみたらいい。こんなの日常茶飯事だ。ようやく見つけても「これじゃない」と言われることもある。「じゃあ、きちんとタイトル覚えてこんかい!」と何度も思った。
人間の記憶なんていい加減でしょう?自分が読みたい本のタイトルすら覚えてないのだ。だから、子どもがあまり興味を持たないであろう勉強のことを記憶して使いこなすなんてなかなか難しいことなんだろうなぁと思う。
で、ここで何が言いたいかというと別にタイトルは間違えてもいい。いいんだそれは。だけど本のタイトルにある簡単な英単語の発音くらいは知っててほしいなと。書店でバイトしてた時のこと。「恐竜」の英単語「dinasour」(ダイナソー)を読めないなら、それはそれでいい。でも自信満々に30、40代の見た目もしごできな雰囲気纏った男性が明らかにダイナソーとは発音をしていなくて、「恐竜の本なんだけど…」って…。すんごい気を遣った。こういうことが日常で起こっているかもしれない。専門用語ならまだしも、簡単な英単語を読めない大人が10、20代の小僧に気を遣われる日常がそこら中にあるかもしれない。読めない英語や漢字、聞いても分からない言葉…。世間一般で言われている常識というやつくらいは知ってて損ないよなと思う。いや、知らないと損するよね。だから、少年少女たち。勉強に興味なくてもいいけど、これくらいのものは覚えとけ。知らねぇとかっこ悪いぞ。
数年前に、「『めっちゃ』とか『ヤバい』とかどこにでも蔓延っているなぁ…。」と思ったことがある。
私が気にし過ぎなのか、職業柄なのか「日本語の語彙力とか美しさが下がったなー。品がなくなったなー。」と思っています。塾講師や学校や政治家の先生たちは、世の大人たちは、どう感じられているのでしょうか。
私個人の意見では「ら抜き言葉」なんかかわいいもんである。何がヤバいのかというと「めっちゃ」、「ヤバい」と口に出しても文字に書いても相手にいまいち伝わらないことだ。
例えば、食事中、料理を口にして「めっちゃすごーい!」「これヤバーい!」と感想を言う人がいる。いや、美味しいのか不味いのかも分からんではないか。もちろん、行間や相手の様子を見れば料理が美味しいのか不味いのか分かる。だが、問題はそこではない。何がどうすごいのか、何がどうヤバいのか分からんのが問題なのだ。めっちゃとかヤバいとか言ってる人間の頭や心の中がなーんにも分からない。きっと色々と料理の味や感動や衝撃を感じているだろうし考えているんだろうが、出てくる言葉が「めっちゃ」と「ヤバい」では相手に1/3も伝わらない。
「コスパ」と「タイパ」を優先に考えて行動している人が多いからだろうか。最近は新聞を読まない、本も読まない、マンガすら読まない人が多く、代わりに動画を観る。動画なら自動で流れるし難しい言葉も使われないから理解できる。それに難しいとかつまらないとか思ったら観なければいい。気持ちも理屈も分かるが、こんなに受身な受容では語彙や美しさなんて育たないだろうなと思う。下手したらお互いに相手の語彙レベルが合わなくてコミュニケーションを取るのが難しい人が現れるかもしれない。
小学校から英語を学習するようになって結構な期間が経ちますが、国語教育はどうでしょう?共通テストで大問が1つ追加されましたね。令和9年度の埼玉県公立高校入試では入試形式がマーク式になり記述問題の出題も全体の1割程度になり、国語の作文がなくなります…んー、何がしたいのかよく分かりません。採点を簡単にしたいだけでは?とすら思えてしまいます。大学受験はともかく、中学生が大して記述もせず入試をするとは…ますます日本語が育ちません。日本語の教育の在り方にああだこうだ言っても仕方ないですが、日本語が育っていないのに拙い日本語しか使えない児童に英語の学習をさせても意味はあんまりないんじゃないかなと思います。日本全体で見れば、中には英語の才能が開花して早々に活躍してくれる人物は出てくるかもしれません。個々で見たら、日本語も英語も中途半端な子が増えると思いますし実際に増えたと思います。その子たちが大人になった時の世の中が怖くて仕方ないです。何語を使って生活しているんでしょうか。
まさに、
Those
who know nothing of foreign languages know nothing of their own.
ですね。
母国語ですし、もう少し使えてもいいかと思います。
以下は、埼玉県の高校受験生のスケジュールです。
9/28(日):第5回北辰テスト
10/中旬 :2学期中間テスト
11/2(日):第6回北辰テスト
11/中旬 :2学期期末テスト
12/7(日):第7回北辰テスト
1/22(木):首都圏私立高校入試スタート
2/中旬 :学年末テスト
2/26(木):公立高校入試学力検査
2/27(金):公立高校入試実技・面接試験(一部高校)
3/6(金) :合格発表
9/28(日)を皮切りに2週間に1回のペースで学校のテストと北辰テストが実施されます。かなり忙しくなります。今更言うまでもないことかもしれませんが、学校の提出物はもちろん、学校の授業をきちんと聞いて理解する。最低限のことですがこれができていないとこの繁忙なスケジュールを超えていくことはなかなか難しいでしょう…
北辰テストのホンジョウさんは「モチベ続いてる?!」なんて言っていますけどもどうですか?モチベ続いてますか?ダレる時は誰にでもありますが少しずつ、でも着実に目標に届くように頑張って過ごしましょう。
令和8年度(2026年度)以降の埼玉県における高校授業料無償化について、現時点で判明している最新情報を以下に整理しました。
国の支援制度(高等学校等就学支援金制度)
国の「高等学校等就学支援金制度」は、令和7年度(2025年度)から所得制限が撤廃され、国公立・私立問わずすべての世帯に年額118,800円の支援が実施されています。
令和8年度(2026年度)以降も継続される予定で、公立高校は引き続き授業料が実質完全無償となる見込みです。
私立高校に対する国の支援の拡充
令和8年度から、私立高校へ進学する生徒に対しても所得制限なしで、授業料支援の上限が年額457,000円に大幅に引き上げられる方向で、主要政党(自民・公明・日本維新の会)が合意しています。
埼玉県内の私立高校の授業料(普通科)は、平均で約409,542円です。この支援上限がその金額と同等以上であるため、授業料の自己負担はほとんどなくなる見込みです。
埼玉県独自の支援制度(県独自「父母負担軽減事業補助」)
令和7年度まで、埼玉県では私立高校に通う生徒に対し、世帯年収に応じて授業料・施設費・入学金等の上乗せ支援を行ってきました。
しかし、令和8年度から国の支援が所得制限なしに拡大され、支援額も引き上げられることに伴い、県の上乗せ支援(特に授業料部分)の見直しや廃止が検討されています。ただし、入学金や施設費への補助は維持される可能性もあるとされています。
!注意!
国の制度自体はほぼ確定的ですが、埼玉県独自の補助内容
(特に授業料以外の費用・上乗せ支援)については、正式な
県の発表を確認する必要があります。