
社会が好きな人に「どうやって勉強しているの?」と聞くと「教科書を暗記すればいいだけ」という返事が返ってきます。
確かに数学などと違い、暗記すればテストの点につながりやすい科目ではあります。
でも、嫌いな人は“覚えられない”から困っているのです。
覚えられない理由は、“興味がないから”です。
社会に限らず、興味がないと覚えようとする意欲が湧かないので、なかなか頭に入ってこないのです。
例えば、地理は身近なものなので、地名などは普段から興味を持って生活していると、徐々に覚えられます。
旅行に行く時は、事前に地図で場所を見てみる、ニュースで地名が出たら、そこが何県なのかを注意しながら見るだけでも少しずつ頭に入ってくると思います。
中学受験や高校受験では、日本の都道府県についての問題が多数出題されます。
そのとき「ここは何県でしょうか?」などという問題はほとんどでません。
むしろ、知っていることを前提として「この県の産業に当てはまるものを選びなさい」のような出され方をします。
方法として、小学生の中学年くらいまでの子であれば、日本列島のパズル(都道府県のパズル)などで、形と場所を覚えましょう。これは覚えるのにとても役立ちます。
他の方法としては、トイレに張ることを生徒に勧めています。いつも見ていれば自然に頭に入ってきます。
社会が苦手な人は、まずどこに何県があるかを覚えることから始めてはいかがでしょうか。