こんにちは!講師の三山です。
突然ですが、皆さんは古文が得意ですか?
高校生の頃、私は古文があまり得意ではありませんでした。
皆さんの中にも古文を苦手としている人もいるかと思います。
ということで、今回は皆さんに古文の勉強に役立つ漫画を紹介したいと思います。
それは源氏物語を題材にした「あさきゆめみし」という漫画です。
あさきゆめみし(1) (講談社漫画文庫 や 1-28) | 大和 和紀 |本 | 通販 | Amazon
この漫画はもともと高校の古典の先生に紹介してもらった漫画なのですが、この漫画を読んでから私は古文の世界観が理解できるようになり、古文が得意になりました!
私は月に1巻ずつこの漫画を買って読んでいました。普段、漫画はあまり読まないのですが、サクッと読めました。
古文の勉強になると紹介しましたが、内容はとても面白くて、読んでいて楽しいです。内容も面白くて、勉強にも役立つのは一石二鳥ですね!
源氏物語は古文の問題でも頻出です。読んで損はないと思います!
新装版であれば全7巻で読み終えることができるので、時間のある高校1,2年生のうちに読んでおくと良いと思います。
高校3年生になった時に古文への抵抗感が半減されるはずです。実際に高校時代に私の周りではこの漫画を通して、古文の世界観を理解していた人は多かったです。
皆さんも今回紹介した「あさきゆめみし」を読んで、古文の勉強を頑張りましょう。
こんにちは!
大宮西口校の講師の関口です。
近頃段々と涼しくなり過ごしやすい気候となってきましたね。
今回は私が中学生の時に夢中になっていた本を紹介したいと思います。
それは学研「5分後に意外な結末」シリーズです。
5分後に意外な結末 赤い悪夢[改訂版] (「5分後に意外な結末」シリーズ) | 桃戸ハル |本 | 通販 | Amazon
『5分後に意外な結末』は短時間で読めるストーリーが集まった短編集です。
各話は数ページ程度で、日常の出来事が意外な展開を迎えるという特徴があります。
物語は一見普通の出来事から始まりますが、ラストに驚きの展開が待っており、読み手を驚かせる構成になっています。
結末を予想することが難しいため、最後までワクワクしながら読み進められます。
当時本を読むことが好きではなかった私でも、一日で読み切ってしまいました!
題名にもある通り、どの話も5分で読めるほど短いため、手軽に読むことができ、普段あまり本を読まない人でも読みやすいと思います。
また、10つのシリーズが出版されていて、シリーズごとにサスペンス、ミステリー、コメディなど様々に分かれているため、自分の興味があるシリーズから手に取ってみるのも良いかもしれません。
意外な結末が毎回楽しめるこのシリーズはちょっとした時間にスリルや驚きを味わえるので、ぜひ探して読んでみてください!!
こんにちは!
大宮西口校の講師の渡邉です。
今回は私のおすすめの本を紹介します(村上春樹について書こうとしたものの大塚塾長と被っていたので変更したのは秘密です)。
それが、元「日本一有名なニート」ことpha(ふぁ)さんのエッセイ『どこでもいいからどこかへいきたい』(幻冬舎文庫)です。
どこでもいいからどこかへ行きたい (幻冬舎文庫) | pha |本 | 通販 | Amazon
この本は勉強に疲れたり飽きたり、X(=悪魔)やInstagram(=悪魔U)を見たくなったりしたときに読んでほしい一冊です。
あらすじを一部引用します。
「名物は食べない。景色も見ない。でも、場所が変われば、考え方が変わる。気持ちが変わる。大事なのは、日常と距離を取ること。」
著者は、青春18きっぷを使って適当な街を散策したり、適当なビジネスホテルを予約してただ何もしないで一泊したりします。
さらに、ゲームセンターや漫画喫茶、ファストフード店での至極のんびりとした過ごし方が綴られています。
そんなの面白くなさそうじゃーん(大声)という声が向こうのほうから聞こえてきました。そんなことないですよー(大声)。
この本を読むと、ちょっとした非日常を過ごすだけで案外気分が回復するんだなと思い知らされます。もっと言うとそれを疑似体験させてくれるので読むだけでちょっと元気になります。
勉強をたくさんする(素晴らしい)と生活がどうしてもパターン化されてしまいます(悲しい)。
そんな時にぜひ読んでみてください!
そして皆さんもたまにはのんびり非日常を求めてみてください。
いつもと違う場所で勉強したり、帰り道のルートを変えたりするだけでテンションが上がりますよ!たまに迷子になりますが。
こんにちは。
大宮西口校の大塚です。
このブログでは、このところ
先生たちのリレーで
おすすめ本を紹介してもらっています。
今回は私もそこに横入りしてみます笑
ある程度年齢を重ねてきて、
ここ10年ほどの私の読書テーマは、
「再読した本を増やす」です。
先日、所沢の古本まつりを覗いた際、
村上春樹さんの『ノルウェイの森』上下巻が
きれいな状態で並んでいました。
「今さらなー」と思いながら、
ふと手に取ってぱらぱらと…。
『ノルウェイの森』の発刊は1987年。
当時の私は高校生でしたが、
この作品は空前のベストセラーで
日本中が沸いていたのを覚えています。
ベストセラー嫌いでひねくれていた私は、
文庫化されたその3年後に
『ノルウェイの森』をようやく読了しました。
大学生になった私は
すでに熱心なハルキストでしたが、
初期の三部作
・『風の歌を聴け』
・『1973年のピンボール』
・『羊をめぐる冒険』
と比べて、
そこまでグッとくる感じは
正直なかったんですよね。
その後に続く『ダンス・ダンス・ダンス』なんかは
本当にしびれたものですが…。
『ノルウェイの森』は春樹小説のなかでは
明らかに異質だと感じます。
1969年という具体的な時代を起点に
著者の自伝的な要素が押し出され、
お得意の冷笑的ユーモアの底流には
ほの暗い私小説的なトーン匂いも漂います。
30数年ぶりの再読を終えた今、
「いやー、さすがに読ませるな」
というのが率直な感想です。
ケータイもパソコンもない時代、
恋人と連絡を取る主な手段は
電話でもメールでもなく
手紙でした。
(もどかしくも心を打つ手紙のやり取りが
作中に何度も出てきます。)
実際の会話も
各人物のセリフがバシッと決まっていて
今読んでも古臭く感じないんですよね。
私はよく若い先生たちに
「村上春樹とか読む?」と聞くのですが、
「なんか難しくて…」
と返されることがけっこう増えました。
村上春樹の読みやすさほど
用心すべきものはないと
感じている私からすると、
なんだか隔世の念を禁じ得ません苦笑
『ノルウェイの森』は
喪失と再生の物語です。
19歳の青年がふたりの女の子に翻弄されながら、
社会とのかかわり方を模索し、
生そのものに対する覚悟を固めていきます。
たとえば、心が苦しいとき
良質な小説の世界観に浸かってみると、
他人の人生を追体験することで
気持ちがほんの少し軽くなったりします。
もはや現代の古典と呼べそうなこの作品が
次代の若者へと読み継がれることを願っています。