では、受験対策はいつから始めればいいのでしょうか。高校受験の本番は、私立高校の入試は1月、公立高校は2月です。ここから逆算して、高校受験のための勉強スケジュールを考えてみましょう。
中学1・2年生
中学1・2年生は受験に向けた基礎固めの時期です。受験に向けての準備になんだと意識をして、授業、提出物、定期テストにしっかりと取り組みましょう。この時期に学習の習慣化ができるようなると◎です。さらに、夏休みなどの長期休みには、それまで学習した範囲を復習し、苦手なところを放っておかないことが理想です。
中学3年生になったら
北辰テストが月に1回のペースで実施されます。入試の形式や時間配分に慣れるためにも積極的に受験してほしいです。埼玉県では、北辰テストの結果が私立高校に合格できるかどうか大きく関わります。北辰テストの結果は必ず見直して、間違ったところを中心に解き直すことを忘れずにしましょう。また、北辰テストの結果と偏差値を参考に、志望校も絞り込んでいきましょう。
中学3年生の夏休みまで
中学3年生の1学期は、これまでと同様に授業、提出物、定期テストを頑張り、中学2年生までの苦手分野を中心に復習に取り組みましょう。これまでに学習した範囲の基礎問題を解きながら、忘れているところがないか確認して、定期テストで間違ったところを中心に解き直をし、苦手な単元や問題を確認するのがおすすめです。
また、6、7月頃から高校の見学会や説明会が始まります。志望校を絞り込み、受験へのモチベーションを上げるのにも役立つため、積極的に参加しておきましょう。
中学3年生の夏休み
3年生の夏休みは、1、2年生と3年生1学期の基礎固めを終わらせたいです。これまでに習った範囲の、基礎知識の定着と苦手克服に力を入れましょう。暗記科目(社会など)も夏休みのうちに少なくとも1周はしておくと2学期以降が楽になります。
中学3年生の9月から冬休みまで
中学3年生の2学期は、授業や定期テストの勉強をしながら、入試に向けた問題演習を進めます。中学3年生の苦手な単元は基礎固めを進め、理解できている範囲は入試対策、入試レベルの問題演習を進めましょう。
中学3年生の冬休みから入試まで
いよいよ入試直前のこの時期。これまで取り組んできた問題集や過去問演習をくり返し解きましょう。新しい問題集に取り組むのではなく、解いたことのある問題を「くり返し解く」ことで知識が定着しやすく、また苦手を見逃さずに勉強を進めることにつながります。
上記のようなスケジュールは、あくまで一例です。「とにかく社会が苦手」「難関高校を受験したい」など、一人ひとりの勉強の理解度や進捗は違います。自分の勉強は、どこまで進んでいて、どこが苦手なのか見極めながら、勉強計画、入試までのスケジュールを立てていきましょう。
まずは、受験勉強ってなに?と考える前に、高校の入試ではどんなことが評価されるのかを知りましょう。高校入試は「入試の成績」と「内申点」で評価されます。
内申点とは、通知表の5、4、3、2、1のことです。内申点には、定期テストの点数や授業態度、提出物などから判断された成績が反映され、授業や宿題などの提出物に日頃からしっかりと取り組み、定期テストの点数で総合的に評価されます。
各教科の試験が実施される一般入試では、公立高校と私立高校で少しだけ違いがあります。公立高校の一般入試では、入学試験の成績と内申点を合わせた点数で選抜が行われます。私立高校の一般入試ではほぼ入学試験の点数で合否が決まります。私立高校は公立高校に比べて内申点は重視されない傾向があるものの、公立・私立ともに推薦入試では内申点が評価の基準のひとつになるため、中学校での成績を少しでも上げておくことで受験のチャンスを広げることができます。また、埼玉県では北辰テストが実施されますので点数、偏差値を少しでも高く取れるように過去問の演習を欠かさずしておきましょう。
高校入試の出題範囲は、中学校3年間で学んだ内容です。中学1・2年生で学ぶ内容は3年生の基礎に当たるため、授業や定期テストや提出物に日頃からしっかりと取り組むことは、内申点アップに加えて受験に向けての基礎固めにもなります。
「受験勉強は3年生になってから」と思わず、中学1・2年生から、定期テストで結果を出すことができていれば、3年生になってから余裕を持って受験勉強をスタートできます。
中学3年生の皆さま、ご卒業おめでとうございます。
こんにちは。個別指導塾ノーバス与野本町校です。
本日は、公立中学校の卒業式でした。
卒業生の皆さま、ならびに保護者の皆さま、本日はおめでとうございました。
これから高校へと進学しますが、まだまだ将来の進路はあまり見えていないかと思います。
こんなご時世ですから、これから大変なこともあります。
大人には、分からない悩みもあると思います。
高校生になり、交友関係も広がり、色々な経験をし、将来の悩みも増えるでしょう。
中学校の友人や学校の先生、家族、塾の先生…
大人なんて頼り甲斐がない、相談するなんて恥ずかしいと思っているかもしれません。
でも、そんなことはないので相談してみて下さい。
何かしらの力になれると思います。
個別指導塾ノーバス与野本町校の執行です。
新中学1年生、新中学2年生にお伝えしたいことがあります。
特に、新中学2年生たちには伝えておきたい。
それは、2027年度入試(新中学2年生が受験する入試)から埼玉県公立高校入試の制度が変わるということです。
主な変更点は以下の通りです。
・調査書の記載事項
現行、調査書には「9科の内申(学習の記録)」「出欠の記録」「特別活動等の記録」などが記載されています。
しかし、2027年度入試から「9科の内申(学習の記録)」のみの記載になります。
・受験生全員の面接の実施
2027年度の入試から、出願時に「自己評価資料」を提出します。この自己評価資料に基づいた面接が実施されます。面接内容は「勉強」「学校行事」「部活動」「ボランティア活動」などです。すべての高校、学科で受験生全員が面接を実施します。
・特色選抜の実施
特色選抜では小論文、面接、実技試験、学力検査などで試験を実施します。
※一般試験と特色選抜試験との入学許可候補者の割合については検討中
内申点と学力検査の得点がカギを握ります。
調査書に学習の記録しか記載されませんので、検定や特別活動での加点がなくなります。1点でも内申点の確保が重要になります。新中学1年生、新中学2年生の皆さんは、学校生活をきちんと過ごし、提出物、学校のテストで少しでも点数を取れるように頑張っていきましょう。また、面接の実施がありますので、しっかりと対策をすることが大切です。
新中学2年生の皆さんは、中学1年間をもうすでに過ごされたので特に!残り2年間をしっかりと過ごして参りましょう。