こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
先日、埼玉県の「虐待禁止条例改正案」が
各方面から批判を受け、白紙撤回されました。
「子ども放置禁止」の埼玉県条例改正案、正式に取り下げ…批判噴出し自民が陳謝 : 読売新聞 (yomiuri.co.jp)
改正案の骨子は、
保護者が小3以下の児童を自宅に残して
外出してはならないというもので、、、
(小4〜6生については努力義務)
・子ども同士の公園遊びもNG
・子ども同士の登下校もNG
さらに、県民には発見時の通報を義務化する
と添えられていました。
要するに、「留守番=放置=虐待」という図式です。
子どもの安全を守るという趣旨は理解できますが、
さすがに子育て家庭の現実と乖離している印象です。
今は昔。思えば、私が子どものころ。
自分たちだけの場所「秘密基地」を作って遊ぶことで、
自立心や探求心などが育まれたような気もします。
何がなんでも、
子どもを親の庇護下(監視下)に置くことが
子どもの成長にとってよいのかどうか。
改めて社会全体で考える必要があると感じます。
何はともあれ、
この条例案が撤回されて、
個人的には安堵しました。
まず、僕ら塾人が考えるべきことは、
世間の動向やニーズを注視し、
そこから乖離しないこと。
そうして、
塾が子どもの「サードプレイス」として、
彼ら彼女らの自律と成長を促す
居場所にすることだと思っています。
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
.048-853-5515
こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
ここ数年、あらゆる人間関係において、
「リフレーミング」が
1つのキーワードになっています。
リフレーミングとは、
ものごとの枠組み(捉え方)を変え、
違う視点から捉え直すことです。
ある1つのものごとは、
見方によって異なる意味を持ち得ます。
コトバをポジティブに言いかえることで、
人間関係が円滑に回るようになるんです。
例えば、生徒さんに主体的な行動を促す場合、、、
「こんなんじゃ、行ける高校なんかないよ」
と伝えるよりは、
「ここをこうできると、○○高校が見えてくるよ」
と伝える感じです。
短所と長所は、表裏一体です。
・「飽きっぽい」
→いろんなことに興味がある、好奇心が旺盛である
・「落ち着きがない」
→アクティブ、行動力がある
・「おとなしい」
→控えめな、穏やかな、謙虚な
そんなふうに言いかえるだけで、
聞き手の受け止め方も変わるはずです。
僕らはコトバを使う仕事をしています。
この子はどんなコトバを投げられると、
ハートに火がつくのだろうか。
私はそんなことばかり考えています。
リフレーミングも上手に活用しながら、
講師一同、生徒さんを丁寧に導いていきます!
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こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
先日、高校生のSくんと授業前に面談をしました。
彼はメンタル面の不安を抱え、
塾を2ヶ月休んでいたのですが、、、
いきなり、こんなふうに質問されたんです。
「先生に言われて、本を読むようになったんですよ。
今の僕におススメできる本、ありますか?」と。
希死願望とも戦いながら、
もがいてきたSくんです。
そんな彼に勧めた本は、
『きけ わだつみのこえ』(岩波文庫)でした。
この本は、戦時中の学徒兵の手記を
まとめたものです。
第二次世界大戦の末期、
自分の愛する人を守るため、
この国の未来を守るため、
20歳前後の若者たちが
飛行機に片道の燃料と爆弾を積んで
敵陣に突っ込んでいったのです。
極限状態に置かれた若者の声は、
あまりにリアルで重いです。
人間とは何か?
生きるとは?
死ぬとは?
私は18のとき、この本と出合い、
胸が熱くなりました。
そうして、だらだら生きている自分が
とても恥ずかしくなりました。
やりたいことがわからない…。
自分に価値があるように思えない…。
何のために勉強するのだろう?
何のために生きているのだろう?
そんな茫漠とした不安や虚無感は、
多感な若者につきものではありますよね。
ただ、僕らは志高く散った先人たちから
バトンを受けて生かされてもいるのです。
適当にいいかげんに生きていたら、
そんな先人たちに顔向けできませんよね。
今の環境下でできることに取り組み、
日々を精いっぱい生きることが
僕らに課せられた使命なのだと思います。
「きみと同じ年頃の学生たちの言葉なんだ。
強制的に勉強も中断させられてさ…。
彼らの言葉にきっと感じるものがあると思う」
Sくんには、そんなふうに伝えました。
Sくんに推薦した手前、
私も久しぶりに本を読み返してみました。
はっきり言って、
自分も人間としてまだまだです。
生徒さんたちに伴走しながら、
彼らの道しるべとなれるよう
私ももっともっと人格を磨きます!
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