こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
まだまだ、秋の兆しが見えません苦笑
今日もやけに暑いです。
さて、今年の夏は高校野球が
例年以上に盛り上がりましたよね。
当校の秦先生などはお父様の母校が
8年ぶりに甲子園出場を決めたことで
(お父様は高校球児だったそうです!)、
親子で球場まで観に行かれていました。
今夏の試合は接戦も多く、
思わぬダークホース校が勝ち上がるなど
一発勝負の面白さをたっぷり見せてくれました。
そうして試合内容とは別に
マスコミを賑わせていたのが、
球児たちの髪型についてでした。
優勝した慶應義塾高校ナインは、
試合後の校歌斉唱で一列に並ぶと、
思い思いの髪型を風になびかせていました。
そのとき私が感じたのは
「さすが慶應生はおしゃれで、
わかってるなー」
ということでした。
一般に
偏差値の高い進学校ほど、
校則は緩く自由になる傾向があります。
ただ、自由とは何をやってもいい
ということではありませんよね。
慶應ナインは髪型についても
自分たちで考えながら、
プレーの邪魔にならない長さなのか、
社会に出ても恥ずかしくないスタイルなのか、
そんなことまで話し合っているそうです。
そうやって主体的に思考できる彼らを
規則で無理やり縛りつける必要はない
ということなのだと思います。
翻って、僕らが生きる上で、
彼らの姿勢から学ぶことも多いはず。
日々を前例や慣習で流されないよう、
違和感を1つひとつ掬いながら
その改善に努めていくことが理想です。
(社会に出ると、これが思いのほか難しい…苦笑)
ウン十年前、
ボウズ頭で白球を追っていた身として、
襟を正された夏でした。
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
.048-853-5515
こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
まだまだ厳しい残暑が続きますが、
今回は「読書の秋」にちなんだ内容にします。
ただ、「読書」と一口に言っても、
今やその手法は多種多様になっています。
電子書籍が幅をきかせるなか、
来年度からは英語の教科書(小5〜中3)も
デジタル版が導入されるようですしね。
これも時代の大きな流れなのだと感じます。
しかし、それを踏まえても、、、
昭和アナログ世代の私としては、
紙の本を強く推したいと思います。
読書から得られる読解力には、
「身体性」こそがカギになるはずなんです。
読書における「身体性」とは、、、
手で触れて感じる本の厚みや重み、
ページを繰る際の紙の擦れる音、
新刊本から立ち上るインクの匂い、
古本の赤茶けたヤケや
以前の持ち主に引かれたアンダーライン、
などなどなど…。
紙がデジタルに比べて
記憶に定着しやすいとされるのも、
そんな五感を駆使していることに
起因しそうです。
つい先日、
藤原正彦先生の『スマホより読書』(PHP文庫)を
一気読みしました。
この本は3年前に刊行された『本屋を守れ』(PHP新書)
とほぼ同じ内容でしたが、、、
私は3年前と変わらず、
ページを繰りながら、何度も何度も首を振り、
著者の主張に激しく同意していました。
何せ、数学の大学教授が
「一に国語、二に国語、
三、四がなくて、五に算数」
とおっしゃられているんです笑
インタビュー形式の読みやすい本ですので、
興味のある方は、ぜひご一読ください。
国語力と国力のつながりに関する知見は、
きっと自身の襟を正されるはずです。
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
.048-853-5515
こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
今日は8月末日ですので、
もう1年の3分の2が終了します。
夏期講習中は目まぐるしく動きましたので、
個人的には少し落ち着きたい気持ちもありますが、
改めて2学期に向けて、1日1日を大切に、
生徒さんのサポートに努めてまいります。
さて、私は先日、新宿の映画館で
『君たちはどう生きるか』を観てきました。
私はジブリ映画のコアなファンではないのですが、、
吉野源三郎さん原作の同名小説には、
若いころに大きな感銘を受け、
これまで何度となく読み返してきました。
そうして今の仕事に就いてからは、
多くの生徒たちに課題図書として
その本を薦めてもきました。
そのため、
この映画が吉野さんの原作本に対する、
宮崎駿監督なりのオマージュなのだと信じて
スクリーンと向き合っていたのですが、、、
鑑賞後の感想を一言で言うと、
よくも悪くも見事に裏切られました苦笑
要するに、
吉野さんと宮崎さんの作品は、
全くの別物として
捉えるべきなのだろうと思います。
ストーリーの底流にあるテーマは、
死と隣り合わせだった戦時下における、
生を意識することの覚悟や危うさといったもの。
それを風化させまいとする製作側の想いには、
死が軽く薄くなっている現代への警鐘も
込められているのかなとも感じました。
この映画を観た若い人が1人でも多く、
岩波文庫の原作本も手に取ってくれると
私としてはうれしく思います。
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
.048-853-5515
こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
コトバの力について、
前回の続きを書きます。
語彙力を高めていくなかで、
コトバと意識的に向き合うことが
大切ではないかと思っています。
例えば、
「整理整頓をしましょう!」
と言われたとき。
「整理」と「整頓」の違いを
理解できているでしょうか。
「整理」とは、不要なものを捨てること。
「整頓」とは、置き場所を決めること
「整理」と「整頓」は、意味が異なるのです。
例えば、
「○○の乱」や「○○の変」
を習ったとき。
「乱」と「変」の違いを
理解できているでしょうか。
「乱」は、失敗したクーデター。
時の政権(権力者)に鎮圧された戦いのこと。
「変」は、成功したクーデター。
時の政権(権力者)が転覆した戦いのこと。
徳川幕府は「島原の乱」や「大塩平八郎の乱」を鎮圧し、
織田信長は「本能寺の変」により倒れましたよね。
コトバを意識して、コトバに敏感になること。
それだけでも、
思考の幅は広がるのではないかと思います。
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
.048-853-5515