こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
先日、高校生のSくんと授業前に面談をしました。
彼はメンタル面の不安を抱え、
塾を2ヶ月休んでいたのですが、、、
いきなり、こんなふうに質問されたんです。
「先生に言われて、本を読むようになったんですよ。
今の僕におススメできる本、ありますか?」と。
希死願望とも戦いながら、
もがいてきたSくんです。
そんな彼に勧めた本は、
『きけ わだつみのこえ』(岩波文庫)でした。
この本は、戦時中の学徒兵の手記を
まとめたものです。
第二次世界大戦の末期、
自分の愛する人を守るため、
この国の未来を守るため、
20歳前後の若者たちが
飛行機に片道の燃料と爆弾を積んで
敵陣に突っ込んでいったのです。
極限状態に置かれた若者の声は、
あまりにリアルで重いです。
人間とは何か?
生きるとは?
死ぬとは?
私は18のとき、この本と出合い、
胸が熱くなりました。
そうして、だらだら生きている自分が
とても恥ずかしくなりました。
やりたいことがわからない…。
自分に価値があるように思えない…。
何のために勉強するのだろう?
何のために生きているのだろう?
そんな茫漠とした不安や虚無感は、
多感な若者につきものではありますよね。
ただ、僕らは志高く散った先人たちから
バトンを受けて生かされてもいるのです。
適当にいいかげんに生きていたら、
そんな先人たちに顔向けできませんよね。
今の環境下でできることに取り組み、
日々を精いっぱい生きることが
僕らに課せられた使命なのだと思います。
「きみと同じ年頃の学生たちの言葉なんだ。
強制的に勉強も中断させられてさ…。
彼らの言葉にきっと感じるものがあると思う」
Sくんには、そんなふうに伝えました。
Sくんに推薦した手前、
私も久しぶりに本を読み返してみました。
はっきり言って、
自分も人間としてまだまだです。
生徒さんたちに伴走しながら、
彼らの道しるべとなれるよう
私ももっともっと人格を磨きます!
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
.048-853-5515
こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
前回は阪神タイガースの優勝について
書きました。
私事で恐縮なのですが、
今年は神宮球場で4回
タイガースの試合を観戦しました。
(来年は甲子園にも行きます!)
コロナ禍の2020年から丸3年、
球場観戦を控えてきましたので、
個人的にはとても感慨深く、
「やっぱり生は違うなー」
と改めて思い知らされたシーズンです。
外野席から眺めていると、
投手の投げたコースや
打者の打ったコースなどは
もちろん細かくわかりかねるのですが、
内外野の守備体系や各選手の動き出しを
フィールド全体で俯瞰できたり、
チャンス時の熱い応援で
一体感を味わえることなどは、
テレビ画面からは拾えないギフトだったりします。
思い返すと、
2020年初頭からのコロナウィルス感染拡大により、
多くの学習塾は同年4月に休校を強いられました。
その後、
もろもろの感染症対策を施しつつ、
学びを止めない解決策のひとつとして
Zoomを活用したオンライン授業が生まれました。
もちろん、
これはこれで有用なツールに違いないのですが、
私は徐々にその限界も思い知らされていきます。
特に、勉強が嫌いな小中学生には、
どうなんだろうと感じる場面が増えていきました。
PC画面を通して向き合うと、
手の動きやノートに記した文字が見づらかったり、
表情から相手の反応が今一つ掴めなかったり、
くだけた服装で聞く姿勢までだらけていたり、、、
リアルな対面であるからこそ、
褒めたり、叱ったり、鼓舞したりが
効くのかなと感じます。
生身の人間が生身の声を届け、
生身の人間に刺さるかどうかの勝負です。
そうして今の今、、、
コロナとインフルエンザが
同時流行しているようです。
対面学習を継続できるよう、
我々もできる限りの対策をして
生徒皆さんのサポートに努めます。
暑すぎた夏から涼しげな秋へ。
これから季節も移っていきます。
どうか体調管理を徹底し、
一緒に秋冬を乗り越えて、
来春を笑って迎えましょう。
講師一同、生徒皆さんを元気にお迎えし、
丁寧に丁寧に勇気づけていきます!
【お問合せ先】
ノーバス・大宮西口校
.048-853-5515
こんにちは。
ノーバス大宮西口校の大塚です。
先日、我が愛する阪神タイガースが
18年ぶりにリーグ優勝を決めました!!
前回優勝の2005年当時は
チームが黄金期に入っていたので、
そこから18年待たされるなんて、
夢にも思いませんでした。
優勝まではもちろん長い道のりでしたが、
過去という過去を振り返れば、
無数の点はいかようにもつながって、
ストーリーはヒストリーへと昇華します。
何ごともそうそう上手くいかなくてよい、
ということなのかもしれません。
(多分に強がりではありますが…苦笑)
イギリスのロックバンド・レッドツェッペリンに、
「Good Times Bad Times」という名曲があります。
タイトルを直訳すると、
「いいときも悪いときも(あるさ)」。
高校生のころ、
レンタルCDをカセットにダビングして
ジミー・ペイジのギターリフを
何度も何度も聴き返したものです。
あらゆる人生には良いときと悪いときがあり、
理科(物理学)で習う等速直線運動のように、
できごとや感情が一定に進むことはありませんよね。
先日は、高3生のOくんと面談をしました。
父親とソリが合わず、
全く勉強する気がなくなったとのこと。
苦しいときは適度に逃げながら、
それでも自暴自棄にならず、
できることを粛々と続けるしかないのです。
そうして、ときどき、
ツェッペリンみたく「Good Times Bad Times」と呟き、
阪神の岡田監督みたく「そらそうよ」なんて嘯いてみる。
3年たてば、たいていのことは笑い話になり、
5年たてば、たいていのことは昔話になります。
そんなふうにして、
ストーリーがヒストリーになっていく…。
夏休みが明け、
受験生はいったん気が抜けやすい時期です。
我々も改めて気持ちを引き締め、
生徒1人ひとりにエンパワーメントしていきます!
【追記】
明日9月23日(土)は休校です。
自習室のご利用もできませんので、
塾生の皆さんはご注意ください。
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